アクティブシニア「高齢者の生活支援①」の講義を実施しました
1つ目の講義は「くらサポ活躍中!九重町における生活支援の取り組み」と題して、九重町社協から、事務局次長 藤野裕史さまにお越しいただきました。
地域をつなげていた行事や団体が、だんだんと少なくなっている現代。
そんな状況が、地域に住む高齢者にどのような影響を与えているか?
また、「老後に獲得できるもの」とはなにか。
九重町では地域での支え合い活動「くらしのサポートセンター」(くらサポ)の活動が盛んです。
利用する会員はただ支えられるだけではなく、「自分にもできる」と思ったことにはサポーターとして参加します。
支え合い活動は「できることの交換」ということを学びました。
2つ目の講義は「災害からの教訓と早期避難の重要性!~率先避難者になるために~」と題して、大分大学 減災・復興デザイン教育研究センターから、防災コーディネーター板井幸則さまにお越しいただきました。
元臼杵市消防本部の消防長であり小学校などで防災訓練を行う板井講師は、地域の地形を知るためのフィールドワークや水害を想定した着衣泳なども指導します。
令和2年度に起こった日田市天瀬の豪雨被害、東日本大震災での被災地支援の体験など、貴重なお話を聴くことができました。
大きな災害を経験したことがない大人は、つい「ここは大丈夫」「避難しなくても平気だ」と思ってしまいがちです。
子ども達がいくら学校で避難の必要性を学んできても、大人が動かなければ逃げることはできません。
年々災害は進化しており、大きなものには行政の避難指導も追いつかない場合があります。
本日ご参加くださった皆さまが、周り近所を巻き込んで避難をさせる「率先避難者」になってくれることに期待します。
次回は8月22日(月)「高齢者の生きがいづくり①」の講義です。