老人クラブ優良活動事例発表会(豊肥地区)を開催しました

今年度は竹田市で開催。
開会にさきだち、竹田市のふるさとの達人 油布晃さんによる手品が披露されました。

開催地の竹田市老人クラブ連合会 中城賢一会長のあいさつで研修会が始まりました。

発表内容は以下のとおりです。


①豊後大野市 横尾老人クラブ 会長 松田長人さん
 地域にある、丸山大師堂新四国八十八カ所参道の整備、危険箇所の手すり設置、草刈り等に取り組む活動のお話でした。丸山大師堂は令和4年で建立100周年を迎えるそうです。先人達が安全・安心を願って20年かけて建立した想いを今も引き継がれ、地域の歴史を大切にされている様子がわかりました。
 また、横尾老人クラブが始めた演劇活動は現在千歳支部として取り組んでいるそうです。現在はコロナ禍で思うように活動ができないようです。演劇活動もぜひみたいです。

 

 

②竹田市 荻支部第3老人クラブ(恵良原お達者クラブ) 事務局 後藤信市さん
 西日本有数のトマトの生産地域で、70~80歳でも現役世代との認識が強い元気な地域のクラブの発表でした。
 クラブ結成以来、県道沿いの花壇の管理をしていたが、集まりやすく水等の管理もしやすい場所に移動させ花植え活動を継続しておこなっているとお話をされました。活動しにくいから辞めるのではなく、状況に応じて「続けられる方法/みんなが集まりやすい方法」を考えて変更する、変更することは手間のかかることかもしれませんが会員さんが集まるようになり笑い声の絶えない場所(花壇)になったようです。
 また、老人クラブという名称に対する違和感があったことから、「お達者クラブ」と名称を変更し活動への理解と充実を図りがんばっている話をされました。

 

 

 発表後は、気象予報士 花宮廣務さま(由布市)から「豊肥地区を襲う災害に備えて~異常気象と温暖化~」と題して講演をいただきました。
 講師は始めに、「3つの坂(のぼりざか・くだりざか・まさか)に備える」しかし昨今は「まさか」の災害が今は「またか」となっているとお話しされました。災害が起こりやすい豊肥地区において改めて災害に備える心構えを学びました。
 ・いれ歯は、「洗面所に置いて寝るのではなく、いつ災害が起きても良いように寝るところに置いておく」
  いれ歯がないと、避難所に行っても食事がとれません。
 ・冠水した道路は走らない。マフラーが浸かったら排気ガスが車内に充満してしまうから
 老人クラブでも防災意識を高めていきましょう。大分県では「大分県防災アドバイザー派遣制度」があります。講師が防災の話をしてくれますので老人クラブの学びの場に役立ててください。詳しくは大分県のホームページ 生活環境部防災対策企画課「防災アドバイザーを派遣します」を検索してください。

 

 

次回開催地の豊後大野市老連 吉藤 孝会長が閉会のことばを述べて終了しました。

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
次回は12月6日(火)大分市地区です。