令和4年度「地域支え合い(友愛)活動研修会」を開催しました

 大分県総合社会福祉会館で開催し、各市町村老連の会長や女性リーダーをはじめとした44名が参加しました。
開会は、県老連 牧会長の挨拶から。
 

 最初の講演では、大分県人権問題講師団からマックビーン光子講師を招き、「笑顔で元気!『一人ひとりが輝いて生きるために』」の題目でお話いただきました。

 元気で幸せなひとは左側前頭葉前部が活発で、そこから生まれる4つのホルモンが素となっています。
①体を動かす、新しいことをする、自分を褒めることでつくられる「ドーパミン」
②小さなことや当たり前のことを喜ぶ、楽しむことでつくられる「エンドルフィン」
③朝日を浴びる、何かに没頭する、リズム運動をすることでつくられる「セロトニン」
④スキンシップ、笑顔、人とつながることでつくられる「オキシトシン」

 老人クラブの友愛活動や健康づくり活動なども、当てはまるものがあるのではないでしょうか。
マックビーン講師は、「ひとは笑顔になることで幸せを感じる。明るいエネルギーは伝染していく」と話します。
老人クラブから地域へ、笑顔を広げていってほしいと思います。


 続く事例発表では、大分市老連 鶴崎ことぶき会第3部会 安部泰史会長から、「ふれあい子ども食堂活動について」と題してご発表をいただきました。
 

 地域を流れる大野川で実施していたカヌー教室がきっかけとなり、他団体と協力し子ども食堂活動を開始。
本来の活動は、毎週金曜日午後5時から子ども達を招き、スタッフの手作りカレーライスを食べるという流れです。
食堂の隣に建つ大分鶴崎高等学校の生徒さんもボランティアとして参加し、子ども達は食事ができあがるまで高校生に宿題を見てもらうなど、多世代交流の場となっていました。

 コロナ禍の現在は、毎週土曜日に活動日を移し、近くの児童育成クラブへカレーを運んでいます。
安部会長を中心に、男手だけで作るカレーは50人前!
テレビにも取材されたとのことで、当時の映像を視聴。美味しそうにカレーをほおばる子ども達の姿が印象的でした。
会員さんにとっても、子ども達にとっても、毎週楽しみな日となっているようです。


 最後は、情報提供として、大分地方法務局 供託課 法務事務官 渡邊 康博さまから「自筆証書遺言書保管制度のすすめ」についてお話いただきました。
作成した遺言書を法務局で保管できる制度があります。自宅で管理することで生まれるリスクなどについても学びました。
単位クラブでも無料の説明会を開催いただけるとのことですので、ご興味のある方は同局供託課までお問い合わせください。(直通TEL:097-532-3352)


 新型コロナ感染症対策のため、短い時間での開催となりましたが、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
今後も地域での友愛活動の発展に期待しています。