「パワフルシニア活動応援事業補助団体」の活動見学~広瀬おもと会編~

 令和5年3月9日(木)、杵築市山香町の老人クラブ「広瀬おもと会(南部地区)」を訪ねました。
同クラブは、南部地区の耕作放棄地復元・利用事業として、地域の耕作放棄地をクラブの畑として管理する活動を行っています。



 現在は季節柄花は咲いていませんが、約2反ほどの畑に、キキョウやナデシコの花、ジャガイモ・ニンニクが植えられていました。

  


 中でも中心となっているのはキキョウの花。
根が生薬にもなるキキョウは、「生薬用」「生花用」と分けられて植えられています。
おもと会の工藤士郎会長いわく、「生薬にするものには農薬を使えない」そうです。

 


 この日は活動日ではなかったようですが、近隣の会員が生薬用キキョウ畑の整備に訪れていました。
今後、2年かけて根を採取し、製薬会社に出荷予定です。

 畑に植える野菜は会員たちが相談して決めるようで、工藤会長は「これからジャガイモができればカレーパーティをしたり、大豆を植えて味噌造りをしたいという意見もでた」と話します。
どの案も育てた後の楽しみがあり、会員の皆さんの活動意欲も増しそうです。
 
 耕作放棄地の整備は地域の環境美化活動にもつながり、一緒に作業することで人と人とのつながりも増えていきます。
広瀬おもと会の皆さんが、南部地区の活性化を担っていってくれることを期待しています!