「自分の適塩とは?」意識づけで健康な食事を!
令和6年9月25日(水)、アクティブシニア養成講座「高齢者の生活支援②」の講義を実施しました。
講師はおおいた食育コーディネーターネットワーク 大分支部長 粟生美幸先生です。
粟生先生は「ふるさとの達人」にもご登録され、料理教室や食育講座などで活躍中です。
「減塩」はよく聞きますが、今回学んだのは「適塩」と言う言葉。
年齢や性別、日々の活動量によってその人が1日に摂るべき塩分の量には差があるため、ただ減らすことを意識するのではなく、自分に見合った塩分量を考えることが「適塩」意識に繋がるそうです。
食塩摂取による体への影響を学んだ後、ソルセイブというさまざまな濃度の食塩が染みこんだ実験紙を舌に当て、自分の味覚レベルをチェックしました。
レベル2の濃度で塩味に気づく方もいればレベル4で気づく方もおり、参加者は普段の食生活について客観的に考えることができたようでした。
その後はインスタント味噌汁の通常バージョンと減塩バージョンの飲み比べ、冷や奴の食べ比べ、粟生先生手作りの減塩工夫が施された味噌汁を試飲しました。
手作り味噌汁は①減塩味噌汁、②減塩味噌汁(ケチャップ入り)、③減塩味噌汁(牛乳入り)の3種類。
ベースは全て鰹節や昆布で出汁を取った味噌汁で、①も文句なしの美味しさでしたが、ケチャップや牛乳、豆乳などを入れるとコクがプラスされ、食後の満足感も増えるそうです。
①②で「味がうすいな…」と感じた方も③は美味しく感じたなど、少しの工夫で無理なく減塩・適塩を意識することができると分かりました。
粟生先生にはこの日のためにレシピの考案や食材準備など大変お世話になりました。
ありがとうございました!
次回は10月23日「高齢者の生きがいづくり」現地視察です。