日本文理大学で他世代交流!~多様性を楽しもう~

 令和6年10月23日(水)、今年度のアクティブシニア養成講座最終回となる現地視察に行ってきました。
行き先は昨年に引き続き2度目となる日本文理大学です。

 11時に大学に到着し、まずはオリエンテーションとして、人間力育成センター 高見センター長のお話を聴きました。
・効率や数字ばかりを重視するだけの人生ではなく、寄り道をたくさんして原体験をすること
・若者が夢を持って生きるためにシニアなど大人世代との関わりが大切であること
・「意味ある他者」(助けを求めることができる相手)「意味ある自分」(必要とされる自分)に出会うことで活動的になる、ポジティブになれる
 

 その後は学内を案内いただき、学生食堂で学生と合流して昼食をいただきました。
  

 昼食後は学生と一緒に「多様性」について考えるグループワーク。
罫線の引かれた1マスの中にできるだけ多くの漢字を見つけるというクイズを解きながら、個人だけの力・グループの力を比べてみました。
グループでの相談タイムには「その漢字もあったな!」「ちょっと無理矢理だけどこれもいいかな?」と思い思いの意見が交わされていました。

 結果、参加者全員で出し合った漢字は60個と、個人で考えたときの2倍3倍の数になりました。
高見先生は「1人で50分考えるのと5人で10分考えるのとでは出てくる答えの数が違う。これが多様性の力であり魅力」と言います。
また、1人だと本当に正しい答えだけを考えがちですが、複数人になると少し外れた答えもアリかも?とおおらかに考えることができるようになります。
多様性を楽しむコツは、両方とも県出身の福澤諭吉のことばで筑紫哲也もニュース番組の1コーナーで使っていた「多事争論」を達成すること。
難しく考えず、認め合い協力することで可能性も広がります。

 学びのあとは、参加者全員に修了証書が授与されました。
  

 今年度の訪問もとても実りある時間となりました。来年度も継続し交流を図っていく予定です。
ご協力くださった高見先生と7名の学生さん、本当にありがとうございました!