フォローアップ研修会を開催しました
令和6年10月28日(月)アクティブシニア養成講座と、その前身のシニアリーダーカレッジの修了生を対象とした「フォローアップ研修会」を開催しました。
午前中は県老連の協賛企業である(株)ALL AROUND 代表 佐藤信也さまから、不要品の買い取りや遺品などの荷物整理について情報提供をいただきました。部屋がモノであふれていると災害時に逃げ遅れの原因となったり、持ち主が亡くなった際に家族が処分に困ってしまったりとさまざまな問題が起きます。元気なうちに必要なものとの整理を、また処分の方法は捨てるだけでなく「必要としているひとへ繋ぐ」こともできるというお話でした。
続く事例発表は、市や社協が主催する4つのボランティアに参加中の管原久徳さん(R5年度修了生・豊後大野市)。管原さんは、活動を始めるきっかけづくりとして「いろんな活動をつまみぐいすること」と話します。「市報や社協の窓口でさまざまな講習会の情報を得てとりあえず参加してみる。合わないと思ったらやめればいい。楽しんでやることが大切」。ボランティアは無理に始めようとするのではなく、まずは自分の興味のある分野を見つけることから始めてもよいのかもしれません。
午前中最後のグループワークは地域での孤立防止をテーマに話し合いました。「日頃からの声かけ」「『こんにちは」』だけでなく会話をする」「まずは個人の意思や気持ちの尊重を」など、たくさんの意見が聞かれました。「『あなたが来てくれると嬉しい』という気持ちを伝える」という意見も。一人でいることは決して悪いことではないですが、修了生の皆さんには「身近な頼れる味方」として地域を見守っていただきたいと思います。
午後からは「考え方の違う人と上手く付き合っていくためのコミュニケーション方法」と題して、大阪のオフィス会話の泉 事務局長 横山由紀子さまにご講演いただきました。
・「相手が間違っている」のではなく「自分と違っているだけ」(「間」抜けになろう!)
・「わたしメッセージ」を意識すること(「わたしが○○なんです」と、わたしの気持ちを伝えること)
・心のコップにすきまをつくってあげること(人は心の余裕がないと話をきけない)
同じことを言ったとしても、伝え方の小さなニュアンスで相手が受け取る印象は変わってしまいます。
少しの意識で相手も気持ちよく自分も楽になるコミュニケーション方法について学びました。
これからの人生、今が一番若いので、これからの日常生活や地域活動に大変役立つ研修だったのでは。
今年度もたくさんのご参加ありがとうございました。
来年度も皆さまにお会いできたら幸いです 😀