優良活動事例発表会(県北地区)を開催しました

 令和6年11月21日(木)、中津市教育福祉センターで県北地区の優良活動事例発表会を開催しました。
 開会前に一ツ松松寿会による「銭太鼓」のオープニングアトラクションが行われました。
 両筒には5円玉が6枚ずつ、合わせて12枚入っているそうです。その12枚は1年を表し、365日皆様に繁栄をもたらすといわれるものでした。一ッ松松寿会は、高齢者施設や芸能発表会等で披露されているそうです。

 

 開会挨拶は中津市老連 佐藤元信会長から。


   


 事例発表は以下のとおりです。

① 豊後高田市 東都甲第一老人クラブ(池島 和彦会長)

 道路沿いの荒地だったところを地主の許可を受けて老人クラブで花を植えて環境整備に取り組んでいる。花壇を「友楽苑」と名付け看板も設置した。地元の方から提供いただいた角材に地域の習字の先生に書いていていただいたという看板。立派な看板を雨ざらしにはできないと会長自ら屋根を作ってできあがった場所で、会員は大切な場所になっている。
 また、地域の戴星学校(小中一貫校)との交流が盛んで、運動会に向けて「太鼓の稽古」や芋のつる挿しや芋ほり、門松づくりなど手伝っている。また学校では菊づくりをしており、鑑賞会の際は老人クラブに声がかかり子どもたちの作品に癒されている。

 

  

 

② 宇佐市 安心院支部老連(大久保 和則事務局)

 安心院支部は3地区の14クラブで構成されており、地区老連は地区公民館が事務局を担っている。安心院支部老連では文化祭や研修旅行、グラウンドゴルフ大会など活動も活発である。

 しかし安心院支部内でも、会長の引き受け手がないとクラブは減少。その中で休会から再開にいたったクラブについて話をされた。

 妻垣老人クラブ(安東芳牡会長)は、休会になった後も役員会は続けており、「これまでクラブの活動に尽力をいただいた諸先輩のことを思うと申し訳ない」との思いから、クラブ再開にむけて役員で自治区内の70歳以上の方の家を何度も訪問して加入のお願いをする地道な活動を行った。その熱意と努力は地域の方に伝わり、6年3月末で45名の会員が集まり、6月の総会をもって正式に再開に実を結んだ。

 

③ 中津市 西永添老人クラブ(岩久 義範会長)

 老人クラブの総会時、文書での報告より写真やビデオなど画像を会員さんに観てもらっているという。この場にはそぐわないかもしれないがと前置きをされたが、総会で流したDVDを参加者で視聴。1年の活動の取り組みがよくわかり、クラブ会員の仲の良さや温かいクラブの雰囲気がとてもよくわかるものだった。

 活動の中にはコキアを種からまいて育て、それをほうきにして会員へ配布したり、コスモスを育てて、75歳以上の人に花束にして渡したり、ひまわりが咲く時期には会員個人を撮る写真撮影会を催していた。60代がクラブの22%をしめているとのことですが60~90代の方が仲良く活動している様子がわかるクラブでした。

  

 後半はふるさとの達人 戸田一弘さん(中津市)による手品が披露されました。
話をいただきました。風呂敷包みから次々とでてくる花や傘、千円札一枚が戸田さんの服の袖をこするとあれよあれよと2枚3枚と増えていく手品など魅了されました。


  

《↑戸田さんの持つ真っ白だったノートが「松」と書いた紙をノートの上からこすると・・・
  真っ白だったノートが「松、松、松・・・」と印字されたノートになった》 

ふるさとの達人は、みなさんのみなさんの知識や経験、技術などを生かし、地域のニーズ(老人クラブの例会や児童育成クラブなど)にこたえて地域活動を行っていただける高齢者のことです。他薦、自薦といませんので気になる方がいらっしゃいましたら県老連事務局までお問合せください。

 

閉会挨拶は、来年度開催地である豊後高田市 吉原正隆会長から

県北地区のみなさま ありがとうございました。