アクティブシニア「高齢者の生きがいづくり①」の講義を実施しました
1つ目の講義は「有機農業を通じた世代交流」と題して、九重町 農家レストラン「蕨原(わらびはら)おわて」から時松和弘さまにお越しいただきました。
「蕨原おわて」は、WWOOH Japan(ウーフジャパン)に登録しており、日本全国や海外から来る「昔ながらの農家の生活を体験したいひと」(ウーファ)を受け入れ、実際に数日~半年ほど滞在してもらうことで、自然と生きる暮らし方を伝えています。
屋号の「おわて」は「家が母屋より上手(うわて)にある」ことが訛っものだそうです。
家が建てられたのは安永2年。今年で築245年になることにも驚きです。
動物や虫との共存、自然との対話ができていた昔。
時松講師は、現代は便利なことも多いが、昔のひとの知恵を知って次の世代に繋げていくことも大切と語られました。
参加者アンケートでは、「大分弁が耳に心地よい」「古里がなつかしかった」「先人の教えは人としての基本でもある」と、当時の風景を思い出しながら聞き入る様子が伺えました。
続く「ふるさとの達人」活動紹介では、大分市内からふたりの「達人」にお越しいただきました。
①藤塚 献視さん(創作落語)【芸名:福来家 大吉】
家庭の中やご近所づきあいから落語のネタを見つけている藤塚さん。
この日の演題は十八番「老婆の休日」。病院の待合室で井戸端会議をしているおばあさん達のお話です。
落語のあとのひっかけクイズには、まんまと騙された方も・・・。
クイズの景品のラーメンも、冒頭に披露されたマジックの手作り道具も大好評でした。
②嶋﨑 義和さん(フルート演奏)【芸名:嶋﨑 吹瑠人】
"生演奏”でしか届けられない「Hz(ヘルツ:音の周波数)」を体感させてくれる嶋﨑さん。
「埴生の宿」の演奏から始まり、「津軽じょんがら節」などテンポの速い曲も披露していただきました。
テレビなどを通して聴くと、このヘルツの全てが聴き手に届かないといいます。
音と身体(脊髄など)の関わりなど、不思議な話を聴くこともできました。
コロナ禍でも精力的に活動されている「ふるさとの達人」はたくさんいらっしゃいます。
県老連からの助成制度もありますので、ぜひ何かの機会に派遣をご活用ください♪
※「ふるさとの達人」の申し込み、助成制度についての詳細は こちら から。
次回は8月29日(月)「健康づくりと介護予防②」の講義です。