優良活動事例発表会(大分市地区)を開催しました。
今年度は市役所大在支所において開催しました。
大分県老連会長でもある大分市老連 牧達夫会長の挨拶で開会しました。
挨拶の中で、「大在地区は12クラブ中10クラブが昭和37年に結成されたクラブである。歴史あるクラブがこれだけ現在もなお活動されていることはすばらしい」と話しました。
事例発表の要旨は以下のとおりです。
①上志村老人クラブ志友会 会長 佐々木捷元さん
会員の平均年齢は81.6歳。老人クラブの名前に抵抗があるという女性の声をうけて「志友会」の愛称をつけた。神社の清掃活動やしめ縄づくり、子ども見守り隊を行う。100歳に近い会員も多くいる年齢層の幅の広いクラブだが、今後も会員全員が楽しい気持ちで活動していくためには、どうすべきかを考えて活動をしている。
②下志村老人クラブ 会長 藤野 孝德さん
地域の70歳以上の方の約半分が老人クラブの会員。緑地帯の清掃やトイレ掃除をしたり、夏には子ども達へまつり太鼓を教えている。自治会の班割を老人クラブでも8班とし、班長が状況の把握や声かけなどを中心に行っている。
③大在浜老人クラブ白浜会 副会長 安達清隆さん
地域の神社の清掃や花植え、地元の舞子組の活動にも積極的に参加している。令和元年から始めた会員増強運動は、毎月1月から2月にかけて役員2人1組で60歳以上の未加入者宅を訪問し加入の促進に取り組んでいる。発表の中で、昔の地域の様子を8ミリで撮ったものを映し出した。
事例発表の後は、大分市大在地域包括支援センター センター長 越智礼子さまに
「フレイル予防手帳を上手に活動しよう」と題し、大分市が作成した手帳を活用しながらできるフレイル予防についてご講演いただきました。
フレイルとは「虚弱」であり、フレイルでも早めに気づいて適切な対策をとれば改善が可能であり、「健康な状態」に戻ることができます。まずは現実を知り、対策をとることが大事です。フレイル予防は運動・栄養・社会参加だそうです。
運動をしないと筋力はつきません。低タンパク質でもいけません。歯と口の健康を維持しないと、柔らかい物しか食べられなくなり身体にも悪影響を及ぼします。人との交流がないとしゃべらなくなり、気持ちも沈みます。
地域包括支援センターとは、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。みなさんの地域には支援センターがどこにあるか知っていますか?この機会にぜひ調べてみて下さい。
最後に開催地の大在地区老連 副会長 有田勝美さんが閉会の挨拶を行いました。
県老連と同じ、今年60周年を迎える歴史ある3つのクラブ活動の話をきいて活動への誇りと魅力ある活動をしようとする前向きな意気込みを感じた研修会でした。みなさまありがとうございました。
次回は12月8日に中部地区(由布市庄内町)で開催します。