令和5年度「アクティブシニア養成講座」が開講しました!

 令和5年7月3日(月)、令和5年度「おおいたアクティブシニア養成講座」が開講しました。
初日は、県高齢者福祉課 渡邉康弘課長にご挨拶をいただき、続いて同課地域包括ケア推進班 白岩敬子主幹から行政説明として、大分県内における市町村別の高齢化率などの状況や、県で取り組みを進めている「オンライン通いの場推進事業」「フレイルチェックシート」の活用法などについてお話いただきました。

  

 
 休憩後の基礎講座では、日本文理大学 人間力育成センター 高見大介センター長からお話いただきました。

 

 自分の人生や考え方に大きな影響を与える出来事「原体験(げんたいけん)」について。
「原体験」と辞書で引くと"自分の人生や考え方に大きな影響を与える幼少期時代の出来事”とありますが、先生は"幼少期に限らず大人でも体験できること”だと考えているそうです。
 
・何気ない一言が心に刻まれることがあるから、シニア世代は若い世代にどんどん声をかけてあげてほしい。
 (原体験の提供)
・原体験を得ることによって、これまで気づかなかった「楽しさ、幸せ」に気づくことができる。

 様々な経験を重ねてきたシニア世代だからできることだと言います。
「効率化、合理的な考え方」を重要視する現代だからこそ、「数値化できない楽しさ、幸せ」を大切にしてほしいというお話でした。


 髙見先生には、10月20日に予定している「高齢者の生きがいづくり」の現地視察にもご協力いただいています。
現地視察では実際に日本文理大を訪問し、学生さん達との交流を予定しています。

 今回の受講後アンケートから異世代間コミュニケーションへの意欲が高まった方が多く見受けられました。
シニア世代から若い世代へ、若い世代からシニア世代へ。
お互いの一言が「原体験の提供」となるかもしれません。


 次回のアクティブシニアは、7/24(月)健康づくり・介護予防①の講座です。
受講生の皆さまのご参加をお待ちしています。