アクティブシニア「高齢者の生活支援①」を開催しました

 令和5年8月7日、アクティブシニア養成講座「高齢者の生活支援①」の講座を開催しました。

 1つ目の講座は「ダマされないで!日常に潜む消費者トラブル」と題し、大分県消費生活・男女共同参画プラザ(アイネス) 消費生活相談スーパーバイザーの村上美佳子さまにご講演いただきました。

 

・不要な販売、買い取りにははっきりと「いりません!」と意思表示をすること
・契約書など、小さな字で書かれている注意点を見落とさないこと
・クーリングオフ制度について正しい知識をもつこと

 このような要点や、ケース別の事例などを紹介している冊子「くらしの豆知識」をいただきました。参加者の皆さんはこの冊子を保管し、今後の参考にしていただきたいと思います。
困ったときは消費者ホットライン「188(いやや!)」にご連絡を。

★アイネスは無料で出前講座を実施しています。詳細はこちら → 大分県消費生活センター(県ホームページ内)


 2つ目の講義は、大分市社会福祉協議会地域福祉課 保月志保さまと、市内で生活支援団体の調整役として活動中の、小佐井校区お助け隊 平山幸生さま、城南かっせ隊 廣瀬惇子さまをお招きし、「つなぎつながる 大分市における生活支援団体の取組」をご講演いただきました。

 
 
 最初に保月さまから、地域のふれあい活動(見守り・声かけ、話し合い活動)を実施する中で生活支援のニーズが高まってきていること、ボランティア活動が生活の自立度にどう影響しているか、人とつながることでどんな影響があるかなどをお話いただき、その後実際に生活支援をされている2団体の事例を聴かせていただきました。

 小佐井校区お助け隊は支援活動を行う中で、ときには依頼をお断りするケースもあるといいます。平山さんいわく、依頼者との会話のなかで生活状況などを把握し、「その人が出来ることをとってしまわないようにする」ことを心掛けているとのこと。同様に城南かっせ隊も、何でも助けるのではなく、「苦手だからできない」と依頼があったケースでは一緒に練習に付き合うなど、まずは自分でやってみようという気持ちを促すことを大切にされているそうです。
 助けることと見守ることをケースによってうまく使い分け、サポーター側にも無理のない活動を展開している2団体。地域からの信頼も厚く、それがまたサポーターの生きがいにつながっているといいます。「今後は次世代につなぐことが課題」と話す廣瀬さん。「自分ができる内は精一杯したい。だけどつなぐためには皆ができるような形に」と話されます。老人クラブの運営にも通じることだと思いました。

 質疑応答時には、生活支援団体の立ち上げについての質問も聞かれ、興味を持たれた方も多いようでした。
ちなみにこの時期はお盆の準備のため、どちらの団体も掃除などの支援依頼で大忙しなのだとか。暑い中ですので体調等ご自愛いただき、頑張ってほしいと思います!
ありがとうございました。


 次回は8月21日(月)「高齢者の生きがいづくり①」の講座です。