アクティブシニア養成講座「高齢者の生きがいづくり①」を開催しました

 令和5年8月21日、アクティブシニア養成講座「高齢者の生きがいづくり①」の講座を開催しました。

 1つ目の講座は、大分県社会福祉協議会 市民活動支援部 藤田亘宏部長から「フードバンクとフードドライブの取組みでつながる人と地域」と題してお話いただき、続いて同協議会 地域福祉部 宮脇 雅士部長から、フードバンクの先につながることとして「子ども食堂について~『居場所づくり』から始まる『支えあいの地域づくり』」の演題でお話いただきました。
  

 現在、国(農林水産省)に登録されてるフードバンクは県内に2箇所あり、そのひとつが大分県社会福祉協議会(フードバンクおおいた)です。さらに、食品などを集めてフードバンクや子ども食堂に寄贈する活動のことを「フードドライブ」と言い、地域や企業の中で行えるボランティアのひとつとして紹介されました。大分県内の子ども食堂は113箇所になるといいます。様々な想いを持つ運営者の皆さんを応援すべく、老人クラブや地域サロンで、フードドライブの実施を考えてみるのもいかがでしょうか。

★フードバンクについて「フードバンクおおいた」 
★子ども食堂について「おおいた子ども食堂」


 2つめの講義は、「ふるさとの達人」活動紹介として、2人の達人さんをお呼びしました。

 1人目は須藤浩孝さん(大分市:交通事故防止講話、終活講話)。
現職時代は警察官として交通事故防止などに尽力され、現在は交通安全教育講師、終活アドバイザー、防災士等として活躍されています。交通事故防止講話では、運転時は「人を殺すかもしれない機械を操縦している」ということを頭に入れておくよう話され、須藤さんご自身が行っている意識を高めるための工夫を教えてくださいました。終活講話では、「自分が死んだあとに必要な手続き」や「お寺とお墓について」などを説明されました。終活を考えるようになったきっかけなど体験が含まれた話もあり、参加者は頷きながら話に引き込まれていたようでした。



 2人目は佐藤貴茂さん(大分市:ハーモニカ演奏)。
大分県で初めて「日本ハーモニカ賞」を受賞(H28)され、現在は全日本および九州ハーモニカ連盟の理事などを務められています。主旋律から伴奏まですべて1人で演奏してしまう佐藤さんはリクエスト曲の種類も豊富です。1曲1曲に込められた背景を説明し演奏に入るので、聴きながらその情景が目に浮かびます。合唱の伴奏や、めずらしいハーモニカ(長さ60センチほどあるものや、重さが1キロ以上あるものなど)の紹介、イントロゲームなども行います。「ハーモニカの音色は演歌や唱歌、どんな種類の曲にも合う」という佐藤さんの言葉どおり、参加者はこの日の演奏曲に聴き入っていました。



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「ふるさとの達人」事業
令和5年度の派遣助成事業終了のお知らせ


 次回は9月4日(月)「健康づくり・介護予防②」です。