アクティブシニア養成講座「健康づくり・介護予防②」を開催しました

 令和5年9月4日(月)、アクティブシニア養成講座「健康づくり・介護予防②」の講座を開催しました。
この日は、大分県障害者スポーツ指導者協議会 池部純政会長にお越しいただき、前半は座学でパラスポーツの概論を学び、後半は実技としてパラスポーツ「ボッチャ」の体験会を行いました。

 

 前半の座学では「障害とは何だろう?」と考えるところからスタート。
現代では「障害は個人にあるのではなく、地域(周り)にあるものだ」という考え方(社会モデル)が広がってきているといいます。言い換えると「障害は合理的配慮のもと減らせるものだ」という考え方です。合理的配慮の例としては、階段をスロープに変える・トイレや通路を車いすに乗っていても移動しやすいよう広くするなどが挙げられます。

 この考え方を広めるために有効となってくるのが、ルールや用具を工夫して行うパラスポーツ。大分県は別府市の「太陽の家」創立者である中村裕先生を筆頭にパラスポーツの先進地と言われており、「大分国際車いすマラソン」には毎年国内海外から多くの選手が集まります。「知ると見えてくる」パラスポーツの魅力に、参加者も真剣に聞き入っていました。


 後半のボッチャ体験は3人1チームで試合を行いました。だんだん慣れてくると、どの位置から投げたら良いか・的にあてるより相手のボールをはじく方が良いかなど、チーム内で作戦を立てる声が聞こえてきました。良い位置にボールがおさまれば歓声、ミス投球でも皆で笑って終始楽しい時間となりました。
 池部講師いわく、ボッチャは道具を揃えずとも工夫次第で簡単に遊べるスポーツといいます。新聞紙を丸めてボールにしたり、コートがなくても小さい公民館なら壁にあたったらアウト判定にしたり・・・。体験後のアンケートでは、「みんなに紹介したい!」「自分達のルールで遊んでみたい」などの感想が聞かれました。

 

 県ではパラスポーツ普及を推進しています。
各大会等でのボランティアに興味のある方は、「大分県障がい者スポーツ協会」までご連絡ください。
ボッチャ用具の詳細、ご購入について検討されたい方は こちら からご覧ください。(当日使用した用具の販売店ホームページです)