フォローアップ研修会を開催しました

 令和5年10月23日(月)これまでのアクティブシニア養成講座、シニアリーダーカレッジの修了生を対象とした「フォローアップ研修会」を開催しました。

 最初の講演は、県老連の協賛企業でもある株式会社阿南企画 代表取締役 阿南智之さまから、終活に関連する不動産の活用についてお話いただきました。まず「自分の土地を全て把握すること」「どう活かしたいか自分の希望を決めること」。そして「自分の希望を周りに伝えておくこと」が一番大切なポイントだそうです。土地の把握には名寄帳や公課証明を発行すると良いとのこと。

 修了生の事例発表では、大分市で三世代が交流する集いの場「明野高尾ふれんど」を運営している小野鶴子さんに発表いただきました。参加する小学生と保護者、勉強を教える高校生、昔の遊びを教える地域の高齢者…と、様々な年代の方が集まる「ふれんどカフェ」。公民館での活動のほか、バス研修に出かけたりもするそうです。写真に映る子ども達の楽しそうな笑顔が印象的でした。

 

 次に行ったのはグループワーク。地域活動における「役員の成り手がない」「行事参加者が少ない」といった課題に対して、以下のような意見がでました。

★「役員の成り手がない」
・ひとりに多くの仕事をさせないよう、みんなに役を割り振る。(そのためにはみんなが仲良くないといけない)
・みんながリーダーのつもりの意識改革をする。

★「行事参加者が少ない」
・マンネリ解消のために社協や市役所などに協力を仰ぐ。
・季節に合わせた旅行など、あちこちにアンテナを張り、いろんな人の意見を取り上げて楽しいことをする。

 意見交換の他、地域ごとの情報交換の場にもなりました。

  

 午後は、全国移動サービスネットワーク 理事 石山典代さまから、車を使った外出支援についてお話いただきました。支援ポイントのひとつは、「個人で」ではなく、「団体で」支援すること。事例の動画の中では、「万が一トラブルがあっても仲間が協力して解決にあたってくれる。一人で背負わなくていい」という言葉がありました。今後さらに高齢化が進み、地域によっては過疎化も進む中、生きがいづくりと生活支援を兼ね備えた外出支援ボランティアの需要が高まっていくのではないかと感じます。ぜひ、活動のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

 今年度のアクティブシニアも、たくさん新しいことを学ぶことができました。
来年度もぜひ皆さまのご参加お待ちしています。