老人クラブ優良活動事例発表会を開催しました(大分市地区編)

 令和5年12月12日「大分市地区 老人クラブ優良活動事例発表会」を坂ノ市地区で開催。大分市老連 牧 達夫会長からの開会挨拶の後、以下のとおり3名から事例発表をしていただきました。
 

①坂ノ市校区 倉掛むつみ会 女性部長 赤峰 幸子さん
 
 むつみ会の発表は、なんとAI(人工知能)の自動音声。会員の財津さんが設定をしてくれたのだとか。むつみ会は軽スポーツや料理・塗り絵などのサークル活動等多種多様な活動を展開していますが、それらの活動状況を、自治会広報ブログにアップしているそうです。
 少し覗いてみると、料理教室の写真などがたくさん掲載されており、楽しそうな様子が伝わってきます。
60歳以上でもスマートフォンを持つ方が多い昨今ですので、手軽に活動内容を知ることができるこの方法は、若手会員の入会に一役買ってくれそうな気がします。


②坂ノ市校区 坂ノ市老人クラブ若返り会 会長 野坂 啓介さん

 若返り会は健康活動として週4回地区近郊の子ども達に少林寺拳法を教えていたり、サークル活動の一環で週1回カラオケや日本舞踊をしたりと、名前のとおり若々しいクラブです。
奉仕活動も活発で、自治会内巡回パトロール(ふれあいパトロール)や登下校の見守りを実施する他、少年補導員や防災士などと協力して、坂ノ市地区青色パトロール隊を構成するなど、地域の安全見守りに尽力しています。野坂会長は「健康寿命83歳を目指したい」と元気よく語られました。


③坂ノ市校区 市西老人クラブ楽遊会 会長 河野 威(たけし)さん

 「楽しく遊ぶ会」と書く楽遊会(らくゆうかい)。クラブの歴史を重んじる河野会長は「今活動ができるのは歴代の先輩達のおかげ」と話します。90歳以上と施設入所中の会員は会費免除にしており、現在10名ほどが施設で生活しているとのこと。
 以前、施設入所中の会員のご家族から退会をとの話がでたとき、「何かあったときもみんながいるから」と説得。その方が亡くなられた際、クラブ会員が葬儀に参列しているのを見たご家族は「じいちゃんに仲間がいてよかった」と喜んでくれたそうです。会員同士の絆を感じられるエピソードでした。


 休憩後は、大分東警察署の「劇団しののめ座」にお越しいただき、寸劇を通して「特殊詐欺被害」について学びました。
今回披露いただいたのは「すり替え詐欺」。警察官と金融庁を名乗る2人組が「カードは預かりません。勝手に使われないように封印するだけです」とキャッシュカードを封筒に入れさせ、印鑑を取りに行っている間に偽物の封筒とすり替えられる、という内容でした。「詐欺はカードを預かりますが、私たちはその場で封印するだけです」という台詞もポイント。
「詐欺ならこうする」と思い込むのは危険です。少しでも怪しいと思うことがあれば、迷わず110番してください。
  

 閉会のことばは、坂ノ市地区老連 河野 威会長からいただきました。
坂ノ市地区老連の皆さん、ありがとうございました。
次回は今年度最終回、県南地区(佐伯市)での開催です。